3Dプリンタ ダヴィンチ 1.0 Proを買ってみた:レビュー記事
3Dプリンタの種類
現在販売されている 3D プリンタの主流な積層方式
様々な造形方法があるので,ざっと確認していきましょう.
以下のサイトを参考にした
3Dプリンターの種類と特徴まとめ(http://www.recmbus-3dprint.com/type/)
3Dプリンターの種類は?|初心者が知っておくべき5つの造形方式|3Dプリンター|フラッシュフォ ージ (http://flashforge.co.jp/3d-printer-variety/)
1 光造形型
紫外線で硬化する液体樹脂を使う.レーザーを照射するものや液晶を使う方式などがある.造形精度 が高く緻密な表現ができるが,時間がかかり本体も比較的高価である.
材料:エポキシ系樹脂
2 インクジェット型
液状の紫外線硬化樹脂をヘッドから噴射し,それを紫外線照射させ硬化させる方式.金属製の立体物 も出力できる.制度が高く細かな造形ができサポート材の除去が容易であるが,維持費が高額であ る.
材料:樹脂系素材,金属系素材(チタン・ニッケルなど)
3 粉末焼結型
粉末状の材料にレーザーを照射して焼結させていく方式.銅・ニッケル・チタンなどの金属やナイロ ンなどの粉末樹脂など様々な種類の材料が使える.造形後は高圧のエアで粉末を除去する必要があ る.
4 熱溶解積層型
固形材料を溶かしてプリンターヘッドから樹脂を押し出しながら積層する方式.FDM(Fused Deposition Modeling)と言われる.プリンタ本体や材料も安価であるが,精度や仕上がりが荒い. 材料:ABS 樹脂,PLA 樹脂
5 粉末固着(接着)方式
石膏などの粉末材料を敷き詰めた上に,ヘッドから接着剤を吹き付け固めていく方式.粉末材料を着 色することでフルカラー造形ができる.材料費が安い.造形は早いが,衝撃に弱く壊れやすい.仕上 げで硬化剤を使用することも可能.
今回はこの中でも4 熱溶解積層型のプリンタを購入した.
ダヴィンチ 1.0 Proを買ってみた
今回買ったのは,2016 年 3 月 XYZ Printing から発売.同社のエントリーモデルとプロモデルの中間のモデル.
現在セール中で7万切ってました!(2021/6/3時点)
仕様(一部記載)
印刷技術:熱溶解樹脂積層方式(Fused Filament Fabrication) 最大印刷範囲 (幅×奥行×高さ):200 x 200 x 200 mm 積層ピッチ:0.02 ~ 0.4 mm
XY 位置の精度:0.0125 mm
Z 位置の精度:Z : 0.0004 mm ノズル直径:0.4 mm エクストルーダノズル数:1
ウェブサイトに公開されている STL ファイルを使用して印刷してみた.
印刷精度は下の画像のとおりである.塔のような積み上げた単純な構造をしたものでは,積層の跡はあまり気にならないが,やや複雑な構造のものでは不鮮明な箇所がある.
CADソフトを使ってキーホルダーを作ってみました!
作り方などは次回以降ブログにしていきます!
フィラメントは純正品(ABSリフィルフィラメント-600g Proシリーズ専用 -スノーホワイト)6個セットで 17499円だった(2916.5円/個),1個あたり240mくらいです.塔の造形物はフィラメント3mくらいだったので,80個くらい
作れるみたいですね.
6個も届いたので置き場所に困ります.右側にあるのは専用フィラメントケースで,これに入れてダヴィンチの中に設置します.
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